こうして、不妊治療の次なるステップである人工授精にチャレンジする段階となりました。
タイミング法の時と比べて、まだ未経験のこの治療に私たち夫婦は期待を膨らませていました。
1回目、次の月経がきてしまい妊娠とはなりませんでした。
でもまだ1回目、「そんなすぐにできたら苦労はないよね」なんて言いあって、まだまだ前向きな私たち。
2回目、やはり妊娠には至らず。
「・・・残念だったけど、他の人に比べたらまだ入り口だもんね」と、落胆は隠せませんでしたが次への期待はまだ持っていました。
しかし3回目、4回目と期待とがっかりを繰り返していくと、さすがに2人の会話にも微妙な空気が漂い始めました。
そんな焦りとネガティブ思考が胸を占め始めた頃、病院の先生からお話がありました。それは、私の卵子の状態について。
私の女性器には特に問題はないのですが、やはりもうすぐ39歳という年齢的に卵子の状態が良い状態とはいえなくなっているというのです。
そのため、より妊娠しにくくなっているとのこと。
ショックでした。「やっぱり私の年齢のせい?」そう思うと、もういたたまれない気持ちになってしまいました。
大病などしたこともなく、健康には自信があったのにこんなことになるなんて・・・。本当に、一瞬にしてどうしたらいいか分からなくなってしまいました。
女性の年齢が高くなってくると、どうしても卵巣内で作ることができる卵の数は減っていくのだそうです。
けれどもその質が急激に悪くなってしまい妊娠は絶対に不可能、というようなことはないとのこと。
「次のステップとして、体外受精を試されてはいかがでしょう」
聞けば、私のような高齢での不妊治療としては人工授精より体外受精の方が、妊娠する確率が高くなると説明を受けました。
その後、家へ帰ってから夫と体外受精について話し合いました。
その結果、どうせ体外受精にチャレンジするなら、思い切ってより体外受精について実績のある専門的な病院や、有名なお医者さんを頼ってみようということになりました。
近所の産婦人科がどうということではなかったんですが、どうせなら自分たちがとことん納得した環境で治療をしてみたい、と考えたんです。