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体外受精の妊娠率とリスク

不妊治療である体外受精の妊娠率

体外受精を受けた場合、妊娠する確率というのはどのくらいなのでしょうか?

日本産婦人科学会が5年分のデータをもとに発表したものによると・・・

  • 採卵あたりの妊娠率(採卵後、移植可能な受精卵となる確率) 約20%強
  • 移植あたりの妊娠率(受精卵移植後妊娠に至る確率) 約25~30%程度

となっています。
移植あたりの妊娠率に比べて、採卵あたりの妊娠率が低いのは、採卵したすべての卵子が良好な受精卵となり移植できるとは限らないからです。

一見、40%にも満たない低い値ですが、人工受精の妊娠率が約5~10%であるとされているのに比べれば、妊娠する確率が飛躍的に高い方法であるということがいえると思います。

体外受精のリスク1 妊娠

体外受精をするうえで、やはり気になるのが体外受精をおこなうことによって生じるリスクはどんなものなのか、ということですよね。
そこで、体外受精のリスクをここで書き出したいと思います。

チェック双子(多胎)の可能性が増える
これは、より妊娠率を上げるために複数の受精卵(日本産婦人科学会により3個まで移植可能)を子宮内に戻すため、自然妊娠に比べて双子(多胎)を妊娠する確率が高くなり、ハイリスク出産となるためリスクの一つとして挙げられています。

チェック卵巣過剰刺激症候群(OHSS)
排卵誘発剤により起こるトラブル
投与後に卵巣が過剰に反応して腫れたり、腹水・胸水がたまる、血液凝固、呼吸困難などの症状が出る場合があります。重症化すると入院治療が必要になることも。

チェック流産率の増加
自然妊娠の場合、流産率が約10~15%くらいといわれているのに比べ、体外受精の場合は流産率が約20~23%とどうしても高くなってしまうようです。
上記3つの他にもキメラや先天性の奇形の可能性がわずかに大きくなること、採卵時に起こるトラブルなどがリスクとして挙げられています。

体外受精のリスク2 費用

これはもうリスク、といってもいいでしょう。そう、体外受精にかかる費用のことです。

不妊治療では、診察や検査、タイミング法などの一般不妊治療では保険が適用とされていますが、人工授精・体外受精などの高度不妊治療については保険適用外となってしまいます。
私が聖マリアンナ医大で体外受精を受けた時は、採卵・培養・移植で1回につき20万円という料金でした。

もちろんそれ以外にも、診察・投薬料など(こちらは保険適用)かかりますし、通院の交通費だってばかにはなりません。
1度で結果の出にくい不妊治療、根気良く続けたいけれども、経済的な負担はかなり重く、それで断念される方も少なくないと聞きました。

そんな方達のために「特定不妊治療の助成金」というのがあるのをご存知ですか?
保険適用外で高額な体外受精・顕微授精の「特定不妊治療」について、国や自治体がその治療費の一部を助成してくれるという制度です。
1回15万円、1年度に2回まで通算5年度にわたって申請できます。

ただし申請する際、夫婦の所得や医療機関などに決まりがありますので、お住まいの自治体で助成制度について詳しく調べることをおすすめします。もちろん、私たちも利用しました。

 
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